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リユース スペシャルインタビュー

フィンランドで話題のイベントが日本に上陸
『クリーニングデイ』をあなたの街で!

インタビューメインビジュアル

フィンランドで話題の「クリーニングデイ」。年に2回(5月と8月)、誰でもどこでもフリーマーケットを開ける日です。2012年にはじまったこのイベントでは現在、1回の開催につき、公園や庭先、職場など4,500以上の場所でフリーマーケットが開かれているそうです。
日本でも「クリーニングデイ・ジャパン」(※1)が2014年5月にスタートしました。その仕掛け人であるkinologue(キノローグ)主宰/クリーニングデイ・ジャパン事務局代表の森下詩子さんにお話を伺いました。

世界で最初の問い合わせ

私は映画配給の仕事に携わっているのですが、2013年に「365日のシンプルライフ」(※2)というフィンランド映画に出会い、日本で配給しようと思ったところからはじまります。この映画は見たあとに、自分とモノとの付き合い方を見直したくなる映画です。そこで、日本での公開に合わせ、フィンランドで拡大していたクリーニングデイを、映画のアクションプランとして日本でも開催できたら面白いのではないかと思いました。
早速、現地のオーガナイザーに日本でやりたいことを申し出たところ、他の国でそんなことを言いだしたのは初めてだったようでとても驚いていましたが、日本での開催をとても喜んでくれて、協力してもらいました。

森下さん

日本での開催が実現

2014年5月24日、第1回はリユースやリサイクルに関心の高い鎌倉で、まずはクリーニングデイを知ってもらうことを目的に開催しました。日本では「アップサイクル(モノを再利用するリユースやリサイクルだけでなく、モノに新しい価値や有用性を見いだすこと)」というコンセプトを取り入れ、フリーマーケットに加え、アップサイクルについて学ぶトークショー、廃材を使ったワークショップなどを行いました。
そして、8月30日の第2回では鎌倉のほか、映画「365日のシンプルライフ」を上映している渋谷で、公開劇場だけでなく店舗にもクリーニングデイ開催のお声掛けをしました。

渋谷ではパタゴニア製品の物々交換会も

パタゴニア渋谷ストアの店頭では、「Exchange(製品の物々交換会)」(※3)が行われました。これは、自分はもう着ないけれど誰かがまだ着ることができるパタゴニア製品を持って行くと、ほかの人が持ってきたものを持ち帰れる企画です。パタゴニア製品は丈夫なので、次のオーナーのもとでも長く着られると思いますし、また製品と一緒に添えられた前オーナーからのメッセージカードがつながりをもたらしてくれます。この交換会は毎月継続して行われています。

パタゴニア渋谷店店頭

また、渋谷にある映画の公開劇場ユーロスペースでは、フリーマーケットを開催しました。出品者は「いらないモノ」ではなく、「誰かに使ってほしいモノ」を持ってきて、モノと新たなオーナーとの出会いの場となりました。映画館でフリーマーケットをやっているなんて、映画を見に来た人は驚かれたと思います。

劇場で開催されるフリーマーケット

第2回開催は、映画「365日のシンプルライフ」を劇場で公開している時期でしたが、クリーニングデイの1日限定で自主上映会を解禁し、全国に開催を呼びかけました。

全国に広がるクリーニングデイ

結果として、北海道から沖縄まで、カフェや図書館など日本全国約20会場でクリーニングデイが開催されました。映画の自主上映会と、アップサイクルをテーマにしたワークショップや物々交換、ディスカッション・イベントを組み合わせて行ったところも多かったようです。
石川県のアートギャラリーでは、幼稚園の椅子に絵を描いたり、写真を貼ったりして、古い椅子に新しい価値を見いだすワークショップが行われました。小さなお子さんにも楽しんでもらえたようです。軽井沢の図書館では映画上映後に、読み終わった本の交換会が行われました。鎌倉では、ノルウェーのアニメを見てから、みんなで物々交換をするワークショップなどが行われました。

会場風景

「クリーニングデイ#2.5」をスピンオフ開催!

次回の第3回クリーニングデイは来年の5月23日で少し先なので、日本では「クリーニングデイ#2.5」として、スピンオフ開催を行えることになりました。フィンランドでは、現地の気候から5月と8月の開催が定例化していますが、日本では、衣替えや年末の大掃除前のタイミングはクリーニングデイを開催するのにとてもよい時期です。フィンランドのオーガナイザーに話し、スピンオフ開催について納得してくれました。

クリーニングデイのロゴ

クリーニングデイをあなたの街で

クリーニングデイは参加するだけでなく、自分で開くこともできます。コンセプトに賛同していただいたら、あとはできる範囲の自分のサイズで、自分のモノと向き合えるならば、フリーマーケットでも物々交換でも、どんなかたちでやっていただいても構いません。無理せず続けていくことがだいじですし、クリーニングデイを開催することで、モノを通して、人とのつながりも楽しんでいただければと思います。フィンランドの良いところが詰まったクリーニングデイの活動が、今後、もっと日本全国に広がってほしいと願っています。
また、クリーニングデイを通じて地域でつながり、当日は街にクリーニングデイのロゴがあふれていて、「ああ、今日はクリーニングデイなんだな」と、自然と自分のモノと向き合えるような楽しい1日になってほしいと思っています。

森下詩子

森下詩子
kinologue(キノローグ)主宰/クリーニングデイ・ジャパン事務局代表。映画配給・宣伝に10年以上携わり、2011年、映画とダイアローグのワークショップ・プロジェクト「kinologue」を立ち上げる。フィンランドで出会った映画「365日のシンプルライフ」をパンドラと共同配給。
また、フィンランドで開催されているリサイクル・カルチャー・イベント「クリーニングデイ」を一歩進んだ「アップサイクル」なイベントとして、日本での普及に努めている。

http://kinologue.com/
http://www.facebook.com/kinologue

リユースについて知ろう

※1 クリーニングデイ・ジャパン
フィンランド発のアップサイクル・カルチャー・イベント。フィンランドの基本コンセプトを踏まえ、日本でも2014年に「クリーニングデイ・ジャパン」がスタート。第3回(2015年5月23日)を待ちきれない方にスピンオフとして、「クリーニングデイ#2.5」を開催することも歓迎している。

公式サイト http://cleaningday.jp/
※2 映画「365日のシンプルライフ」
自分の持ち物すべてをリセットするという実験生活に挑戦した、フィンランド人青年の1年間を追ったドキュメンタリー。「幸せになるために、人生で大切なものは何か?」という問いが、自然と見る者に投げ掛けられ、ふとモノと自分の関係性を考えてみたくなる作品。現在、全国順次ロードショー中。

公式サイト http://www.365simple.net/

監督インタビュー http://reuse.yahoo.co.jp/archives/365simple.html
※3 パタゴニア渋谷店「Exchange(製品の物々交換会)」
丈夫で長く使い続けられるパタゴニア製品。飽きてしまったり、サイズが変わったりして使わなくなったものを持って行くと、ほかの人が持ってきたパタゴニア製品と交換できる。渋谷店にて毎月開催。

パタゴニア 東京・渋谷 Facebook https://www.facebook.com/PatagoniaShibuyaStore?fref=ts
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